日常をこそ

ありきたりな毎日が好きだ。

今日は昨日と変わりないし、明日は今日の繰り返し。

明後日には今日の出来事なんて忘れている。

そんな毎日が好きだ。

大好きだ。

感情を大きく揺さぶるような出来事なんて、起こらない。
めちゃくちゃ楽しいなんてことも、まるでない。

それでも、心地良い。続けたいと思う。

鶏むね肉と白米と味噌汁の食事って大したことはない。でも毎食「美味しいな」って感じられる。

感動なんていらない。

繰り返しの毎日。ネガティブに語られることもあるが、そんなことは絶対にない。ぬるま湯につかったような。特に刺激もない日々。

本当の日常は語るべき物語にならない。それはまるで変化のない毎日だから。でも確実に変わってるんだよな。共に生きている。

イベントは楽しい。感動だってする。高価な外食は特別に美味しいかもしれない。でも、俺はイベントを生きられない。毎日コース料理は食べたくない。

イベントは好きだ。でも、それを日々にはしたくない。どうしてかはわからない。日常を好きな理由すらわからない。でも理由なんていらないんだよな。確信しているから。

家族と過ごす日々、鶏むね肉を食べて、たこやき屋さんで子どもたちとくだらない話をする。

日常をこそ

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